週末だけ本気の家事術|“やらなきゃ”を手放して、気持ちよく暮らす方法
1. はじめに|平日は「最低限」でいい。だからこそ、週末にスイッチを入れる
仕事、育児、予定、付き合い、気づいたら毎日が「あっという間」。
正直、家事にまで手が回らない…という人、多いのではないでしょうか?
でも、そんな日々の中で「いつでも完璧な家事」を目指すのは、ちょっとしんどい。
だから私はこう決めました。
「平日は最低限。週末だけ本気でやればいい。」
メリハリをつけることで、
家事に追われるのではなく、暮らしを自分のペースで整える感覚に変わったんです。

2. 平日は“やらなくていいこと”を決める
「毎日ちゃんとやらなきゃ」
「帰宅してご飯作って、掃除して、洗濯して…」
そんなふうに、自分に“フルタスク”を課していませんか?
でも、1日は24時間しかありません。
仕事・育児・付き合い・自分の時間…
すべてを完璧にこなすのは、どう考えてもムリ。
だからこそ、“やること”ではなく、“やらなくていいこと”を決めるのが、
週末だけ本気家事を成功させる最大のポイントです。
◎ 「毎日やらなくていい家事リスト」をつくる
家事には「緊急じゃないけど気になるもの」がたくさんあります。
- 洗面所の鏡の水滴
- 冷蔵庫の中の整理
- タオルのたたみ方
- 洗濯物の種類別分け
- コンロの焦げ落とし
これ、全部“週末に回してOK”です。
\ルール例/
- 洗濯物はたたまないでカゴに放り込む(週末に一気にやる)
- 掃除機は週1回、ロボット掃除機 or ワイパーでOK
- シンク磨きや風呂の排水溝掃除も「週末の項目」にする
家事は、全部“今日やるべきこと”ではありません。

◎ 平日は“暮らす”ことを優先していい
仕事でヘトヘト、子どももグズグズ、
そんな中で「洗濯物畳まなきゃ」「床がザラザラする」なんて気にしていたら、心が持ちません。
だから私はこう考えます:
「家事より、私と家族が気持ちよく過ごせることが大事」
たとえば、
- ご飯はワンプレート盛りで洗い物を減らす
- 洗濯物は「乾いてれば合格」
- 掃除は目についたところだけでOK
- 買い物はネットスーパーや宅配を活用
これだけで、平日の自分に優しくなれるし、土日にリセットする余力が残ります。
◎ 「やらない」と決めることが、週末の家事をラクにする
週末にまとまった時間がとれるなら、
平日に無理に手を出さず“放置する勇気”を持つことが重要。
やらないことが増えれば増えるほど、
週末の家事が意味のある“整え時間”になります。
そして、「週末だけ頑張ればいい」と思えると、
不思議と平日も気がラクになって、生活全体が軽やかになるんです。
3. 週末こそ“整え時間”にする|メリハリ家事のすすめ
平日はバタバタ、何かを「片づけたつもり」で終わってしまう日々。
だからこそ、週末は“暮らしを整える時間”にするのがおすすめです。
週に1度だけ、ちゃんと向き合う。
それだけで、心も部屋も、不思議とリセットされていきます。
◎ 土曜か日曜の午前中は“家事タイム”と決める
「空いてるときにやろう」だと、結局後回しに。
なので私は、“午前中の2時間”を「家事スイッチONタイム」に固定しています。
起きたらまずコーヒーをいれて、音楽を流して、
気分をあげたらスタート!
◎ わたしの「週末整え家事」リスト
時間 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
8:30〜 | 洗濯機2回まわす | 天気が良ければ外干し、くもりなら浴室乾燥で割り切る |
9:00〜 | 冷蔵庫の拭き掃除 | 賞味期限チェック・野菜をカットして保存容器へ |
9:30〜 | 床拭き・トイレ掃除 | 気になる所だけでOK。完璧を目指さない |
10:00〜 | ゴミ箱の洗浄・小物整理 | 「1か所だけ」と決めてやると気持ちがラク |
10:30〜 | 冷蔵庫の中身チェック+献立ざっくり決定 | 無駄買い防止+平日のラク準備に! |
すべてやらなくても大丈夫。
「1つでも終われば気持ちがいい」が合言葉。
◎ なぜ週末にまとめてやるとラクなのか?
▷ 気持ちに余裕がある
平日の家事は「こなすこと」が目的になりがち。
でも週末は時間も気持ちも比較的ゆとりがあるから、“整える”モードになりやすいんです。
▷ 達成感が大きい
“目に見える変化”が実感できるから、
モヤモヤが晴れて、自然と自己肯定感もUP!
▷ 翌週がスムーズになる
冷蔵庫の中も片づいて、月曜から「献立迷子」にならない。
“週明けのバタバタ”を減らせるのは、週末家事の大きなメリットです。
◎ 家事は“集中する日”をつくった方がラク
家事は、1日5分×7日=35分より、
週末に1時間集中してやる方がスッキリすることもあります。
- 「やらなきゃ…」と毎日思うより、
- 「土曜日の午前だけ頑張ればいい」と思える方が精神的にラク
“週末集中型”に切り替えてから、
私は平日に「やり残した感」を引きずらなくなりました。
◎ ときには“やらない週末”があってもいい
もちろん、週末だって用事が入る日、疲れてる日があります。
そんなときは、「今週は休む!」と決めて、潔く何もしない週末を選びます。
その代わり、次の週に「ちょっとだけ多めに整えようかな」と調整すればOK。
“週末家事も、やる・やらないを自分で選べる”
それが、心地よく暮らす秘訣だと思っています。
4. 「週末掃除」で気分が整う理由
「掃除って、面倒だけど…終わると気分がスッキリする」
そんな経験、ありませんか?
掃除は単なる“片付け”にとどまらず、心の中まで整理整頓してくれる時間でもあります。
特に、週末にしっかり掃除することで、1週間の疲れやモヤモヤをリセットできるのです。
◎ 視界がクリアになると、気持ちもクリアになる
部屋が散らかっていると、無意識に心もザワザワ。
- テーブルの上に積み重なった郵便物
- ホコリが気になる床の隅
- キッチンの水垢、洗面所のうっすらとした曇り
こうした“小さな乱れ”が、知らず知らずのうちに気分に影響を与えています。
週末にこれらを整えてあげると、
視界が開けて、気持ちもスーッと晴れていくんです。
◎ “やり切った感”が、心に余裕をつくる
平日は、「これもやりたかったな」「また明日でいっか」が積み重なりがち。
でも、週末に掃除の時間をしっかり取ることで、
「あ、ちゃんと整えられた」
「今週の私、よくやったな」
という自己肯定感と達成感が得られます。
それが月曜からの気持ちに、じわじわ効いてくるんです。
◎ モノを動かすと、気持ちも動き出す
掃除をするときって、実は“思考の整理”も一緒に行われています。
- いらないものを手放すと、気持ちもスッキリ
- モノの定位置を決めると、迷いが減る
- 無意識に「今の暮らし、どう感じてる?」と自問できる時間
動きながら心も整っていくこの感覚。
まさに、掃除は“暮らしのメンタルケア”なんです。
◎ 「整った空間」は、“心の逃げ場”になる
週の半ばに疲れても、「週末掃除で整えたリビング」が待ってると思うと、
なんだか気持ちがラクになったりしませんか?
- キレイな部屋にコーヒーを淹れて座る時間
- 朝日が入る窓際でほっとする瞬間
- 静かな空間で本を読む穏やかな午後
そんな時間を味わえるのも、週末にちょっとだけ頑張った自分のおかげ。感しています。
5. ごほうびタイムをセットにするのが続けるコツ
掃除や片づけをがんばったあと、
あなたはどんな“しめくくり”をしていますか?
週末に本気で家事をするからこそ、
その後の「ごほうびタイム」がとっておきのリラックスタイムになるんです。
やりきった達成感のあとに、自分をちょっと甘やかす。
それがあるから、また来週も“整えよう”と思える。
継続のカギは「がんばった自分をきちんとねぎらうこと」にあるのです。

◎ ごほうび=豪華でなくていい、“ちょっと幸せ”で十分
ごほうびというと「スイーツ」「ショッピング」など、特別なイメージがあるかもしれませんが、
大切なのは“自分が気持ちよくリセットできる時間”を持つこと。
たとえば、こんなごほうびはいかが?
- 片づけたあとのリビングで淹れたてのコーヒーを一杯
- お気に入りのスイーツを、ちゃんとお皿にのせてゆっくり食べる
- 掃除のあとに好きな香りのアロマを焚いてひと息
- 明るい時間のうちにお風呂に入って、のんびり髪を乾かす
- 一人でコンビニまで散歩がてらアイスを買いに行く
それだけで「やってよかったな」と思えて、気分が満たされます。
◎ “がんばる時間”と“ゆるむ時間”をセットにすると続く
人は、「心地よい報酬」があると行動を習慣化しやすくなると言われています。
だから、「掃除→すぐまた別の用事」ではなく、
「掃除→ちょっとだけ休む&楽しむ」というリズムをつくることが大切。
気持ちがゆるむから、また家事にも前向きに向き合える。
この“緩急のバランス”が、疲れすぎない暮らし方のコツなんです。
◎ ごほうびタイムは“誰のためでもない、自分のための時間”
- 誰かに褒められるためじゃない
- 家族に感謝されるためじゃない
- SNSに載せるためでもない
「自分が気持ちよく過ごせる空間を、自分で整えて、自分で楽しむ」
この自己完結の心地よさこそが、週末家事を続けるモチベーションになります。
◎ お気に入りのごほうびを“セットメニュー”にしておくとラク
毎回「何をしよう?」と考えると逆に疲れるので、
私はあらかじめ“自分の好きなごほうびメニュー”をいくつか決めています。
私のごほうびリスト
- 📖 きれいな部屋で読みかけの小説を読む
- ☕お気に入りの豆でコーヒーを淹れる
- 🛁15時にお風呂に入ってのんびり髪パック
- 🎧音楽を流してハンドクリームを塗る“指先ケア”時間
「掃除をしたあとは、これをする」
そう決めておくと、家事の達成感がより深く味わえるんです。」
このセットをつくることで、家事も楽しみに変わるんです。
6. 家族を巻き込むと、さらにラクになる
「家事は自分がやるもの」
「手伝ってもらうより、自分でやった方が早い」
そんなふうに思っていませんか?
でも実は、家族を巻き込むことで“家事の負担”だけでなく、“気持ち”までぐっと軽くなるんです。
週末だけの“本気家事”だからこそ、家族と楽しくシェアして、みんなで気持ちよく暮らせる仕組みをつくっていきましょう。
◎ 「お願いする」ではなく「一緒にやる」に変える
家族に家事を頼むとき、
「やってくれると助かるな」ではなく、
「一緒にやろう!」というスタンスが◎。
たとえば…
- 子どもに「おもちゃ片づけ競争しよう!」とゲーム感覚で
- パートナーと「15分だけ片づけタイム」とタイマーをかけて一斉掃除
- 「掃除担当表」をゆるく作っておいて、週末だけローテーション
「手伝ってよ」より、「一緒に片づけよう」が、協力するきっかけになります。
◎ 小さなことでも“役割”があると、家族は自然と参加する
いきなり大きな仕事を任せると、負担にもなりやすいので、
まずは“ハードルの低い家事”からお願いするのがおすすめです。
子どもに向いているお手伝い(年齢に応じて):
- ティッシュの補充、ゴミ袋の取り替え
- タオルをたたむ、洗濯物を仕分けする
- 玄関の靴をそろえる、階段の拭き掃除
パートナーに向いている役割:
- お風呂掃除(ルールを決めておくと習慣化しやすい)
- ゴミ出し、買い物の荷物持ち
- 週末の“床掃除15分チャレンジ”係
「これは〇〇の担当だね」と決めておくと、自然とその時間になると動いてくれるようになります。

◎ 一緒に片づけると、会話も生まれる
意外と見落とされがちですが、家事は“会話のきっかけ”にもなる時間です。
- 子ども:「この引き出し、ごちゃごちゃしてる〜」
- 親:「じゃあ一緒に片づけてみようか」
- パートナー:「これって捨ててもいい?」
- 自分:「うん、たしかに1年使ってないね(笑)」
一緒に手を動かしながら話すことで、
自然とコミュニケーションが生まれて、家族の距離も縮まります。
◎ “完璧じゃなくてOK”の空気を家族にも
家族を巻き込むときに大事なのは、「やり方の違いに目をつぶること」。
- タオルのたたみ方がちょっと雑
- 掃除の順番が独特(笑)
- サボる日があってもOK
細かいことを注意するより、「やってくれたこと」をまずは肯定する。
「ありがとう」「助かったよ」
この一言が、家族にとって次へのモチベーションになります。
◎ 家族で“整える週末”を共有すると、暮らしが心地よくなる
家事って、「暮らしの土台」そのものです。
それを“誰かひとりが支える”のではなく、
家族全員で少しずつ持ち合えば、お互いに優しくなれる空気が生まれます。
そして気づけば、
- 家族みんなが家の中のことに目を向けてくれるように
- 子どもも自然と「整えること」の気持ちよさを覚えて
- パートナーとの分担も会話の中でゆるやかに生まれるように
“暮らしを一緒につくる”という感覚は、
家族の関係性まであたたかく整えてくれるんです。す。
7. まとめ|週末の家事が、暮らしを立て直してくれる
毎日、完璧じゃなくていい。
毎週、すべてが片づかなくてもいい。
でも、「週末にちょっと整えておこう」
そう思える時間があるだけで、暮らしはちゃんとリズムを取り戻せるんです。
◎ 平日は“最低限”、週末は“リセットタイム”
私たちの日常には、仕事・育児・予定・疲れ…
想像以上にたくさんの“やること”が詰まっています。
だからこそ、平日に無理をしないこと。
「ここまではいい」と線を引くことが、心の余白になります。
そして週末にだけスイッチを入れる。
朝の短い時間でも、2時間だけでもいい。
自分の手で部屋を整えることで、
“暮らしのペース”が少しずつ戻ってくるのです。
◎ 家事は作業じゃなく、“自分と向き合う時間”にもなる
掃除しながら、
「最近ちょっと疲れてるかも」
「この服、もう着てないな」
「ここ、こうするともっと使いやすいかも」
そんなふうに小さな気づきが生まれるのが、家事の力。
週末にだけちゃんと向き合うことで、
日々のざわざわを一度“手放す”ことができるんです。
◎ 家事は「誰かのため」じゃなくて「自分のため」にやっていい
- 誰かに褒められるためじゃなく
- SNSでいいねをもらうためでもなく
- 家族に感謝されるからでもなく
“自分が気持ちよく暮らすため”に、整える。
この感覚が育ってくると、
家事が義務じゃなく、“暮らしの一部”として自然に続けられるようになります。
◎ 「よくやった」と言ってあげられるのは、自分だけ
掃除機をかけたあと
洗濯物をたたんだあと
キッチンを磨いたあと
「今日の私、よくやったな」って
心の中でそっとつぶやく時間。
その小さな“自分を認めるひとこと”が、
また来週も頑張れる、心のエネルギーになるのです。す。
おわりに
完璧じゃなくていい。
“私なりのペース”で、ちょっと気持ちよくなれる。
そんな家事との向き合い方が、
慌ただしい毎日の中で、自分を整える習慣になるかもしれません。