クローゼットは3色だけ|大人のワードローブを整える、シンプルライフのすすめ
朝、クローゼットの前で固まる――
「着る服がない…」
でも実際は、“服はあるのに着たい服がない”状態。
そんな悩みを抱えていた私が出会ったのが、「クローゼットは3色だけ」という考え方でした。
ファッションの楽しさを失わずに、選ぶ時間も、着こなしの悩みも激減。
毎日の服選びが驚くほどラクになり、気づけば心まで軽くなっていました。
今回は、私が実践して実感した「3色ワードローブ」の魅力と始め方をご紹介します。
1. なぜ“3色だけ”なの?|多すぎる選択肢がストレスに
私たちは、毎日無数の“選択”をしています。
朝ごはん、通勤ルート、仕事の段取り、夕飯のメニュー、子どもの送迎…
そこに加えて、「今日何着る?」まで考えると、脳も心も疲れて当然なんですよね。
以前の私は、トレンドやセールに流されて服を買い、クローゼットは常にパンパン。
でもコーディネートに迷う日々。結果、「いつも同じ服」になっていました。
そんな時に出会ったのが、“自分に似合う3色”だけでクローゼットを整えるというシンプルな考え方。
これが、驚くほど暮らしを整えてくれたんです。
2. 私の“3色”の選び方|迷わず決めるコツ
「3色だけ」と言っても、何色を選ぶかは人それぞれ。
大切なのは、“自分が着ていて心地いい色”と“合わせやすさ”です。
◎ 私の3色はこちら:
- ベージュ(やわらかさ・肌なじみ◎)
- ホワイト(清潔感・抜け感に最適)
- ブラック(引き締め・万能感)
この3色に絞った理由は、どの2色を組み合わせても相性がいいから。
しかも、季節問わず着られるし、フォーマルにもカジュアルにも対応可能。
◎ 選び方のコツ
- 手持ちの服を見て、よく着ている色を3つ選ぶ
- 鏡の前で「この色を着ると落ち着く」ものを基準にする
- ビビッドカラーは差し色アイテムにするのも◎
“自分がごきげんになれる色”を選ぶと、毎朝の服選びも楽しくなります。
3. 3色ワードローブのメリット|毎日がラクになる!
「クローゼットは3色だけ」に変えてから、服選びにかける時間が1/3になりました。
でも、それだけではない魅力がたくさんあるんです。
◎ メリット①|どの服も組み合わせやすい
色のトーンが揃っているので、トップスとボトムスをパズル感覚で合わせられるようになります。
例えば:
- 白T × ベージュパンツ × 黒サンダル
- 黒ニット × 白スカート × ベージュバッグ
「どう着てもなんとなく整って見える」のが大人のワードローブにぴったり。
◎ メリット②|無駄買いがなくなる
「この色、持ってるから合うかな?」という不安がなくなり、衝動買いが激減。
買い物の基準が“色”だけでシンプルになるので、本当に必要なものだけが手元に残ります。
◎ メリット③|旅の荷造りも一瞬で終わる
旅行に行くときも、「この3色で統一すれば大丈夫」と判断できるので、荷物がコンパクトに。
しかも、現地で“思ってたのと違う!”がなくなる。
◎ メリット④|小物も自分の“定番”が決まる
バッグ、靴、アクセサリーも色を3色でそろえると、全身に統一感が生まれます。
私の場合:
- バッグ:黒・ベージュ
- 靴:黒パンプス・白スニーカー
- アクセ:ゴールド1本(色味も意識)
毎日のコーデに迷わず、身支度の時短にもなりました。

4. よくある疑問と、その答え
◎ Q:「3色だけって飽きませんか?」
実は、アイテムの形や素材で“変化”がつけられるので、意外と飽きません!
- 春夏:リネンシャツ、コットンT
- 秋冬:ウールニット、ボアジャケット
同じ色でも“質感”を変えるだけで印象はガラリと変わります。
◎ Q:「差し色はNGですか?」
いいえ、差し色はむしろ映えます!
私の場合、バッグにラベンダーやくすみブルーを取り入れたり、
ネイルやスカーフだけ色を遊ばせたりしています。
基本の3色がベースになっているからこそ、1点だけカラーがあると引き立つんです。
5. はじめての「3色クローゼット」の始め方
いきなり全部入れ替える必要はありません。
まずは、“引き算”から始めてOK。
◎ ステップ①|まず全部出してみる
クローゼットの中の服を、全部出して並べてみます。
「この色、全然着てないな…」という服が意外と多くてびっくりします。
◎ ステップ②|自分の“よく着てる色”を3つ選ぶ
手に取りやすい色、落ち着く色を選びましょう。
他の色は一旦保留 or しまって様子見でもOK。
◎ ステップ③|アイテムのバランスをチェック
トップス・ボトムス・羽織ものの色が偏りすぎていないか確認。
足りないところは「この色で探そう」と明確になります。
◎ ステップ④|迷う服は“保留BOX”へ
「まだ着るかも…」という服は、無理に捨てず“保留ボックス”に。
1ヶ月後、存在を忘れていたら処分のサイン。
6. まとめ|「クローゼットは3色だけ」で、心も整う
服は、ただのモノではなく、“自分を映す鏡”だと私は思います。
ごちゃごちゃのクローゼットがスッキリして、
何を着ても「私らしい」と思えるようになると、
服だけでなく、心の中まで整っていくような感覚があるんです。
「着る服がない」毎日を終わらせたい方へ。
ぜひ一度、“3色ワードローブ”を試してみてください。
少ない色で、きれいに整う。
それは、大人のファッションにとって最高の贅沢かもしれません。