湿気に勝つ!髪・肌・気分の“梅雨ケア”3点セット

6月。カレンダーの並びはいつも通りなのに、なんだか重たく感じる日が増えてくる季節。
ジメジメ、ベタベタ、どんより。
そう、湿気と気圧のダブルパンチがやってくる“梅雨”の到来です。

私たちの髪も肌も、そして心までも。
梅雨の空気はあらゆるものに影響を与えてきます。

でも、だからといって「ずっと不調のまま我慢する」のはもったいない。
ちょっとした工夫と意識で、“湿気に振り回されない自分”をつくることはできます。

この記事では、梅雨時期に起こりやすい悩みに寄り添いながら、
髪・肌・気分を整える「3点セットケア」のアイデアをお届けします。

1. 髪|“うねり・広がり・ぺたんこ”をなだめるケア

湿気のせいで朝セットしてもすぐ崩れる。
うねる、広がる、ペタッとする、まとまらない…
そんな梅雨の髪悩み、毎年のことながら本当にストレスですよね。

▶ 私の“ゆるっと湿気対策”3ステップ

【1】前日の夜、しっかりドライヤーで“熱の記憶”を残す

髪の形は、熱でついた“クセ”を記憶しています。
だからこそ、寝る前のブローが梅雨時には超重要!

  • 根元からしっかり乾かす
  • 最後は冷風でキューティクルを引き締める
  • 毛先は手ぐしで内巻きのクセをつけておく

これだけで、翌朝のまとまり具合がまったく違います。

【2】朝は“オイル1滴+手ぐし整え”が最強

朝、濡らしてドライヤーをする余裕がない日も、
スタイリングオイルを1滴だけ手にのばして、毛先〜中間に通すだけでうねりが落ち着きます。

湿気の多い日は、スプレータイプよりしっとり系のミルクやバームタイプのスタイリング剤がおすすめです。

【3】まとめ髪の日を“正解”にする

潔くポニーテールやシニヨンにまとめる日を「サボり」じゃなく、「戦略」と考える。
お気に入りのヘアアクセやヘアバンドを使えば、それだけでテンションもUP!

2. 肌|ベタつき・ゆらぎ肌を“鎮める+守る”ケアへ

梅雨の湿度で肌がベタつくからといって、さっぱり系スキンケアに偏ると逆に乾燥→皮脂過多の悪循環に。

だから私は、「整える・守る・落としすぎない」を意識したシンプルケアに切り替えています。

▶ 梅雨の肌トラブル対策、私の3つのルール

【1】“さっぱり”より“バランス重視”の化粧水

さっぱり系ばかり使っていた頃は、肌がインナードライ気味に。
今は、水分+油分がバランスよく配合された化粧水を重ねづけ。

ポイントは“量より回数”で、2〜3回に分けてハンドプレスでなじませること。

【2】乳液やクリームで“ふた”を忘れない

湿度が高いと「クリームは重い」と敬遠されがちだけど、
肌のバリア機能を保つには適度な油分が必要

私はジェルタイプの保湿クリームや、乳液寄りのライトなクリームを使っています。
Tゾーンは少なめに、乾燥しやすいUゾーンはしっかり塗り分けるのもポイント。

【3】メイク前の“崩れ防止ミスト”を仕込む

肌が整っても、メイクが崩れるとテンションが下がりますよね。
そこで朝の最後にセッティングミストをシュッとひと吹き。
これだけで、ファンデのヨレや浮きがかなり軽減されます。

3. 気分|どんより気分を“ととのえる”心のデトックス

梅雨は、天気・気圧・日照不足でメンタルにもじわじわ影響が出る時期。

「なんかやる気が出ない」
「だるい」「イライラする」
そんな自分に責めグセが出てしまう人も多いかもしれません。

でも、そんなときこそ「がんばらない対策」が効果的です。

▶ 私の“気分をととのえる”梅雨習慣

【1】朝の5分、窓辺で“光を浴びる”

梅雨でも光はある。
曇り空でも窓を開けて、外の空気を感じて、深呼吸を3回するだけで、自律神経が整いはじめます。

ベランダや窓際にグリーンを置くのもおすすめ。視界に緑が入るだけで、気持ちが落ち着きます。

【2】“香り”でスイッチを切り替える

アロマやルームスプレー、ハンドクリームの香りで気分は驚くほど変わります。

  • 朝:ユーカリ、レモン、ミント(リフレッシュ)
  • 昼:ティーツリー、ゼラニウム(浄化系)
  • 夜:ラベンダー、ベルガモット(リラックス)

お気に入りの香りを“自分専用の気分薬”として持っておくと、心の切り替えがスムーズに。

【3】“何もしない時間”をあえてつくる

「なにかしなきゃ」と焦ると、さらに気分は沈みます。
そんなときは、あえて「なにもしない」を選ぶ勇気を持つ

  • 本を読まずにページをめくるだけ
  • コーヒーを飲んでぼーっとする
  • 雨の音を聞きながら目を閉じる

何もしないこと=空白ではなく、“余白”としての時間だと捉えると、自分を責める気持ちもやわらぎます。

まとめ|湿気と付き合う、わたし流の“整え術”

梅雨は、自然現象。
止められないし、完全には避けられない。

でも、その中で“どう心地よく過ごすか”は、自分で選べるんですよね。

  • 髪は「扱いきれない」から「手をかけたくなる」へ
  • 肌は「我慢する」から「整えて守る」へ
  • 気分は「落ち込む」から「立て直す」へ

完璧じゃなくていい。
ほんの少し、自分にやさしくなるだけで、梅雨の毎日はちゃんと乗り越えられます。

今年の梅雨は、“湿気に勝つ”じゃなく、“湿気と仲良くなる”くらいの気持ちで
自分を整える日々を過ごしてみませんか?