“気分が上がらない日”の過ごし方、ありますか?
朝、目が覚めた瞬間からわかる。
「あ、今日はちょっとダメな日だな」って。
天気が悪いとか、体調が悪いとか、誰かに何か言われたとか。
そういうはっきりとした理由があるわけじゃないのに、なんとなく重たい気分。
そんな日は、何もかもうまくいかない気がして、スマホを見るのも億劫で、
洗濯物を干す手すら止まってしまう。
でも、そんな日ってありますよね?
特に梅雨の時期は、空も気分もどんよりしがち。
今日は、そんな“気分が上がらない日”に私がしていることを、ゆるっとご紹介したいと思います。
誰かの心にもそっと寄り添えたらうれしいです。
1. 「がんばらない」と決めるところから始める
まず最初にやるのは、「今日はがんばらない」と自分に宣言すること。
何もしないことへの罪悪感って、思っているより重たいもの。
でも、「今日はそういう日」と決めてしまうと、少しだけ心が軽くなるんです。
たとえば:
- 家事は最低限だけ。洗濯は明日でも死なない。
- ごはんはレトルトでOK。
- 子どもにテレビを見せてもOK。
- SNSは見ない。通知は切る。
“がんばる日”と“がんばらない日”があるのは当たり前。
その日その日の自分に合わせて過ごすのも、立派な自己管理です。
2. 朝のうちに「ちいさな自分ごきげんスイッチ」を押す
がんばらない日でも、“ほんの少し”だけ気分が上がる行動を入れるのが私のルール。
私の“ごきげんスイッチ”はこんな感じ:
- お気に入りのカップでコーヒーを飲む
→ 同じインスタントでも、気分が全然違う。 - アロマオイルを一滴ティッシュにたらす
→ ラベンダーやオレンジ系が好き。呼吸が深くなる。 - 静かな音楽を流す
→ 雨音+ピアノ、ボサノバ、カフェBGMなど、言葉が少ないものを。 - ネイルオイルやハンドクリームで手をゆっくりマッサージ
→ 香りと触れることで、なんとなく落ち着く。
これは1日5分でもOK。
自分のために「何かひとつする」ことで、“放っておかれていない感覚”が心に届きます。
3. 目の前の“ひとつだけ”をやってみる
気分が沈んでいると、何もかも面倒に感じるのは自然なこと。
そんなときは、「今日やることリスト」を1個に絞るようにしています。
たとえば:
- 洗濯物を1回まわす
- 納豆ご飯だけは食べる
- 机の上の紙ゴミだけ捨てる
- 冷蔵庫を1段だけ拭く
それだけでも、“できた”という感覚が得られるんです。
たった1つの小さな達成が、2つ目の行動を起こすエネルギーになることも。
やる気が出たらラッキー。
出なくても「最低限やった自分えらい!」と褒めてあげて終わりです。
4. 好きな人の声や言葉に触れてみる
沈んでいるとき、「人と話すのもしんどい」という時もあります。
そんな時は、リアルじゃなくてもいいから、自分の“安心できる誰か”に触れる時間をつくります。
- YouTubeやポッドキャストで、好きな人の声を聴く
- ブログやエッセイを読む
- 昔読んで好きだった小説をめくる
私にとっては、角田光代さんのエッセイや、YouTubeの「朝の雑談ラジオ」みたいな緩い声が救いでした。
他人の声や言葉を通して、“自分以外の時間が流れている”と気づけることが、心のリセットに繋がるんです。
5. 最後は「まあいっか」で閉じる
1日を終えるころ、
「今日もなんかダメだったな…」って思う日も、もちろんあります。
でも、それでもいいんです。
- 生きてるだけで十分
- お腹がすいたらご飯を食べた
- なんとか1日をやり過ごした
これってすごいこと。
だから私は、夜寝る前にこう言うようにしています。
「今日はがんばらなかった。でも、それもOK。まあいっか。」
“まあいっか”は、自分をゆるす魔法の言葉。
これを唱えるだけで、心が少しずつ回復していく気がします。
まとめ|“気分が上がらない日”も、わたしの一部
気分が上がらない日って、誰にでもあります。
あなただけじゃありません。
雨の日があるから、晴れの日がありがたいように、
沈んだ日があるから、自分の元気な日がちゃんとわかるんです。
がんばれない日、何もしたくない日。
そんな日を受け入れて、ゆるく、自分にやさしく過ごしていくこと。
それが、今の私にとっての「大人のセルフケア」です。
今日もしんどいな、と思ったら。
無理せず、ただ深呼吸をして、「まあいっか」とつぶやいてくださいね。
