子連れでも安心。ゆるっと楽しむ家族旅プラン
「旅行に行きたいけど、子どもがいると大変そう…」
「荷物は多いし、移動もバタバタ。正直、楽しむ余裕がない…」
そんなふうに思って、旅行をちょっとためらっているパパ・ママへ。
大丈夫です。“ゆるっと楽しむ”をテーマにすれば、家族旅行はもっとラクで、もっと幸せな時間になります。
今回は、未就学児と小学生を連れて年に数回“のんびり家族旅”をしている私が、
「行ってよかった!」「また行きたい!」と感じた子連れでも安心な旅行のコツとプランをご紹介します。
1. 旅の目的は“完璧”じゃなく“ごきげん”をゴールに
まず大前提として、子連れ旅行は「予定通りにいかないもの」と思っておきましょう。
スケジュール通りに進まなくても、家族みんなが“ごきげん”ならそれで100点。
私たち家族が旅で大事にしているのはこの3つ。
- 移動はラクに(長距離は避ける/車移動中心)
- 詰め込まない(観光は1日1〜2スポット)
- “休む”を予定に入れる(ホテルで昼寝/公園でぼーっとする)
無理のない旅程にすることで、子どもも親もごきげんに。
結果的に「また行きたいね」と思える旅行になります。
2. “行き先選び”は大人目線+子ども目線で
行き先を決めるときは、大人が行きたい場所と、子どもが飽きない場所、
そのバランスをとることがカギ。
◎ わが家の定番・“子連れ向け”おすすめエリア
▶ 熱海・伊豆エリア
東京から新幹線で1時間。海あり温泉あり動物園あり。宿も子連れ歓迎が多く安心!
▶ 箱根エリア
ロープウェイや大涌谷、彫刻の森など子どもが喜ぶスポット多数。
自然も多く、都会の疲れが癒されます。
▶ 京都・奈良(意外とおすすめ)
歴史系は…と思いきや、着物レンタルや和スイーツ体験、鹿とふれあえる公園など子どもも楽しめる要素あり。
▶ 高原や湖エリア(軽井沢・那須・蓼科など)
真夏の避暑地。自然の中でのびのび過ごせるので、元気があり余る子どもにぴったり。
3. 宿選びは“子連れ歓迎”を優先!
旅の満足度は「宿」で決まるといっても過言ではありません。
子どもが安心して過ごせること、大人がリラックスできること、この両方が大切です。
◎ 実際に探すときに見ているポイント
- 部屋食 or バイキングで選べる
- 大浴場にベビーチェアやベビーソープがある
- 和室 or 畳の部屋で安全に過ごせる
- キッズスペースや絵本コーナーがある
- ベビーベッドやおむつ用ゴミ箱の貸出がある
「子連れ歓迎」と明記されている宿は、スタッフの対応も親切なことが多く、
子どもが泣いても肩身の狭い思いをしなくてすむので安心です。

4. 持って行ってよかった“マストアイテム”
子連れ旅の荷物はつい多くなりがち。
でも「これは本当に助かった!」と思ったアイテムをピックアップします。
- 【ベビーカー or 折りたたみバギー】…荷物置きにも◎
- 【タブレット+イヤホン】…移動中や待ち時間の救世主
- 【洗濯ネット】…使用済みの衣類を仕分けてすっきり収納
- 【ジップ袋】…着替え・お菓子・おもちゃの整理に万能
- 【常備薬・絆創膏】…旅先での体調トラブルに備えて
「荷物多いな…」と思っても、これらはあった方が心の余裕が生まれます!
5. 実際に行ってよかった!“ゆるっと家族旅”モデルプラン【詳しく解説】
ここでは、私たち家族が実際に体験して「これは子連れにぴったりだった!」と感じたリアルなモデルプランをご紹介します。
▶ モデルプラン①|1泊2日/車移動/軽井沢で“自然とふれあう休日”
■ Day 1:移動もゆったり、自然の中で深呼吸
AM10:00|自宅を車で出発(出発前に軽くおにぎりを用意)
→ 朝早すぎず、ゆるやかなスタート。渋滞を避けて移動もストレス少なめ。
AM11:30|サービスエリアでトイレ&おやつ休憩
→ 子どもにはご褒美シール付きのおやつ袋を用意しておくと機嫌良く過ごせます。
PM13:00|軽井沢・星野エリアでランチ&川遊び
→ 「村民食堂」で子連れでも安心な和食ランチ。敷地内の川沿いを散策、浅瀬でパシャパシャ遊べて子ども大喜び!
PM15:00|ホテルチェックイン(星野リゾートBEB5 軽井沢)
→ 畳スペースのある部屋で安心。親はコーヒー、子どもはジュースでひと息。大浴場にもベビーチェアあり◎
PM17:30|ホテルで夕食 or テイクアウトで部屋食
→ レストランが混みそうなときは、お弁当を買ってお部屋でのんびりが正解。
PM20:00|お風呂→絵本タイム→就寝
→ ホテルに絵本コーナーがあり、寝る前の読み聞かせ時間も旅の特別なひととき。
▶ モデルプラン②|日帰り/電車移動/鎌倉で“ていねいな一日旅”
■ 日帰りでも十分楽しめる、コンパクトなおでかけ
AM09:00|電車で鎌倉へ(子どもと「遠足気分」で)
→ 普段は乗らない江ノ電にワクワク! 景色が見える窓側をゲット。
AM10:30|長谷寺でお参り&眺望散策
→ 子どもはおみくじに夢中。階段が多い場所もあるので、ベビーカーより抱っこ紐推奨。
PM12:00|「由比ガ浜」近くのカフェでランチ
→ テラス席OKの店を事前に調べておくとスムーズ。大人は海を見ながら癒され、子どもは砂浜で遊びに夢中。
PM14:00|小町通りでアイスクリーム&お土産散策
→ 食べ歩きは家族での“ちいさな楽しみ”。子どもと「どれにする?」と選ぶ時間も思い出。
PM16:00|帰路へ(電車でお昼寝タイム)
→ 遊び疲れて寝てくれる時間。親も静かに余韻を味わう“ごほうび時間”。
▶ モデルプラン③|2泊3日/飛行機利用/沖縄でのんびりリゾートステイ
■ 飛行機旅でも“ゆるさ”は保てる!沖縄時間に癒される
Day 1|午後便で那覇着→レンタカーでホテルへ
→ 朝は自宅でゆっくり→午後の便で負担を軽減。ホテルはビーチそばのリゾート(キッズプール&和室付き)を選択。
Day 2|美ら海水族館→古宇利島ドライブ→ホテルでのんびり
→ 午前中はアクティブに、午後はホテルのキッズスペースやプールで休憩。夜はホテルビュッフェで親もラク!
Day 3|早めのチェックアウト→空港でお土産選び&軽食→帰路へ
→ 無理せず、空港時間も楽しむようにすると、ぐずりも最小限に。
\ポイント/
飛行機はANA・JALならベビーフレンドリーなサービスが多く安心
沖縄は“遊ばなくても楽しめる”雰囲気が◎
6. 子どもがいるからこそ、旅がもっと豊かになる
たしかに、子連れ旅行は大変なこともあります。
移動中に泣かれたり、宿でこぼしたり、急に「抱っこ〜!」と言われたり…。
でも、そんなハプニング込みで、“家族の思い出”ができるのが旅のいいところ。
- 一緒に空を見上げたこと
- ごはんを食べて笑いあったこと
- 初めて見た景色に「すごーい!」と目を輝かせたこと
それらの瞬間が、忙しい日々の中で、家族の絆を強くしてくれるのです。

まとめ|ゆるっと、でもちゃんと楽しめる家族旅を
「子連れだから大変」
「まだ早いかも」
そう思っていた私たちが、今では年に2〜3回、ゆるっと旅をするのが当たり前になりました。
がんばらなくていい。
完璧じゃなくていい。
「家族みんなが“まあ、楽しかったね”って笑える旅」を目指せば、それで十分なんです。
今年の休暇、ぜひ“ゆるっと楽しむ家族旅”、計画してみませんか?